Category Archives: 展示・公開・受賞・成果

物質生命理工の藤田正博教授が(公財)八洲環境技術振興財団「研究開発・調査助成」に採択

理工学部物質生命理工学科の藤田 正博教授が公益財団法人八洲環境技術振興財団の「研究開発・調査助成」に1月27日に採択されました

■研究課題:
「柔らかい結晶と双性イオンを用いた次世代全固体キャパシタの開発」

■研究概要: モノがインターネット経由で通信するIoT時代の到来と共に,センサ端末の高性能化が喫緊の課題となっている。センサ端末の電源となる電気二重層キャパシタ(EDLC)の高性能化は,社会全体の生産性と効率の向上に貢献すると期待される。本研究では,柔らかい固体電解質である柔粘性イオン結晶(IPC)と双性イオンを用いて,漏液の心配がない全固体フレキシブルEDLCの開発を促進する。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部物質生命理工学科 教授 藤田 正博

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレス https://www.yashimadenki.co.jp/zaidan/

元記事:https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/research/saitaku20220127.html

機能創造理工学科の高井健一教授が一般社団法人日本鉄鋼協会の研究助成に採択

理工学部機能創造理工学科の高井 健一教授が一般社団法人日本鉄鋼協会のニーズ主導型、主として応用的・産業的テーマを扱う2022年度研究会Ⅱに12月1日に採択されました

■研究課題:
「水素脆化評価法に必須の要素技術の抽出」
■研究概要:
低炭素社会の実現に向けた自動車の軽量化、さらには脱炭素社会の実現に向けた水素エネルギー社会構築が求められているが、いずれも社会基盤構成材料である高強度鋼の水素脆化が問題となっている。本研究会では、産官学12の研究機関が集結し、水素起因破壊に至るまでの過程をマルチスケールで解析することで水素脆化破壊の実態を解明し、安全な社会を構築するための水素脆化評価法に必須の要素技術の抽出を目指す。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部機能創造理工学科 教授 高井 健一

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://www.isij.or.jp/subcommittee/promotion/kenkyukai2-2022.html

元記事:https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/research/saitaku20211201.html

公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金の学術・研究助成に採択

理工学部物質生命理工学科の鈴木 由美子准教授が公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金の学術・研究助成に10月19日に採択されました

■研究課題:
「バイオイメージングを目指した蛍光性RNAヌクレオチドの合成と機能評価」
■研究概要:
細胞内で共同して働く複数種類のRNAの局在を同時に感度良く検出できる実験系の確立を目指す。RNA塩基部分に蛍光団を結合させることで、転写反応に高効率で取り込まれ、高い蛍光強度をもち、かつ任意波長で蛍光を発する標識ヌクレオチドを開発する。これにより細胞内で局在するRNAの検出が容易になれば、基礎研究のみならず、臨床研究へも有益な情報を提供することができる。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部物質生命理工学科 准教授 鈴木 由美子

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://www.sei-group-csr.or.jp/business/research/

元記事:https://www.sophia.ac.jp/jpn/news/research/saitaku20211019.html

IAEオープンイノベーションフォーラムで研究発表を行います

理工学部機能創造理工学科の谷貝 剛 教授が「IAEオープンイノベーションフォーラム」で研究発表を行います
2021年7月1日(木)「IAEオープンイノベーションフォーラム」がオンラインにて開催されます。
近年、大企業と大学、スタートアップスとの連携が日本でも加速しつつあり、様々なマッチングイベントが開催されています。
こうした中、一般財団法人エネルギー総合工学研究所(IAE)では新しいビジネス創出をサポートする「IAEオープンイノベーションフォーラム」を開催しています。
 今回はエネルギー・環境の関心高まる分野で事業性のポテンシャルのある2大学、スタートアップス8社から技術・ビジネスプランの紹介を行います。

■開催日時: 2021 年 7 月 1 日(木) 13:30~17:00 (オンラインピッチ)
 2021 年7 月 5 日(月)〜9 日(金) (オンライン面談)

■主催:一般財団法人エネルギー総合工学研究所、株式会社ケイエスピー

■本学から理工学部機能創造理工学科の谷貝 剛教授が研究発表を行います。

◆研究発表テーマ: 『水素供給網の発展とCO2フリー電力の導入拡大の相乗効果を生み出す超電導技術』
◆発表日時: 7月1日(木) 16:00~16:15

■本学発表内容に関する問い合わせ: 上智大学 学術情報局 研究推進センター
Tel: 03-3238-3173 Fax: 03-3238-4116
E-mail:g_rant-co@.sophia.ac.jp

■フォーラムへの参加について
ピッチ及び面談ともにオンライン開催ですので気楽にご参加頂けます。参加を希望される方は氏名、所属、役職、電話番号、メールアドレスと御関心のある会社・大学(複数可)を記載頂き、iae-oif@iae.or.jpへメールにて連絡お願いします。

■本フォーラム公式URL
IAEオープンイノベーションフォーラムの開催(7月1日 13:30-17:00) | (一財)エネルギー総合工学研究所※フォーラムのプログラムについてはこちら

ツルギフォトニクス財団の研究助成に採択

理工学部機能創造理工学科の下村 和彦教授が、一般財団法人ツルギフォトニクス財団の2021年度研究助成に4月1日に採択されました

■研究課題:
「シリコンプラットフォーム上GaInAsP系量子井戸レーザの低しきい値化に関する研究」

■研究概要:
  シリコンプラットフォーム上にInP系半導体レーザを集積化する方法として、シリコン基板へ1μm厚のInP薄膜を直接貼付けし、その後レーザ構造の結晶成長、プロセスを行う方法を研究してきた。本研究においては、GaInAsP系量子井戸レーザにおいて、しきい値電流の低減、温度特性の改善、高出力化、さらに単一モード導波路化した埋込み構造を導入することによってシリコンプラットフォーム上集積レーザの高性能化に関する研究を行う。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部 機能創造理工学科 教授 下村 和彦

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttp://www.tsurugi-photonics.or.jp/item_list1.html

JKAの補助事業に採択

理工学部機能創造理工学科の谷貝 剛教授が、公益財団法人JKAの「2021年度自転車等機械振興補助事業(研究補助)」に4月1日に採択されました

■研究課題:
「液体水素供給網の高度利用と低炭素電力システムを実現する大容量超電導電力貯蔵装置の研究開発」

■研究概要:
 水素利用はCO2削減の切り札として注目されており、気体の1/800の体積になる液体状態での貯蔵が有力候補になっています。水素利用促進が進む中、マイナス253℃の液化に使われた膨大なエネルギー、いわゆる“冷熱”は有効に利用されていません。一方で、電力システムの低炭素化には、太陽光・風力発電の導入拡大が急務ですが、変化の速い電力の変動成分を長期間メンテナンスフリーで安定化する技術は発展途上です。超電導電力貯蔵装置(SMES)は、冷熱を有効利用し、かつ高効率で電力変動を抑える効果が期待できます。大容量のSMESを液体水素で冷却して電力変動を安定化する実証試験は、他に例がなく、世界初の試みになります。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部 機能創造理工学科 教授 谷貝剛

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://hojo.keirin-autorace.or.jp/

JST 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)トライアウトタイプに採択

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は令和2年度追加公募(トライアウトタイプ:with/postコロナにおける社会変革への寄与が期待される研究開発課題への支援)の採択課題を決定し、本学より申請した以下2件の研究課題が採択されました。(採択日:令和3年3月31日)
採択結果のプレスリリースについては、以下リンクをご参照ください。

○採択結果に関するJSTプレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1496/index.html

A-STEPは、大学や公的研究機関等で生まれた研究成果の実用化を目指す研究開発フェーズを対象とした技術移転支援プログラムです。
トライアウトタイプでは、「with/postコロナ社会の変革」や「社会のレジリエンス向上」を含めた社会課題の解決に資する、大学等の研究成果に基づいた、開発ニーズを持つ企業等が着目する技術の実現可能性を検証するための試験研究を実施します。
事業の詳細については、以下リンク先のウェブサイトをご参照ください。

○JST研究成果展開事業 A-STEPトライアウト 事業概要
https://www.jst.go.jp/a-step/outline/tryout.html

1.
■研究課題名:コロナ感染後の炎症拡大抑制に向けたルテニウム錯体合成・最適化による
レニン・アンジオテンシン系関連遺伝子活性化経路の探索
■研究代表者:理工学部物質生命理工学科 教授 神澤 信行
・上智大学教育研究情報データベース:
https://rscdb.cc.sophia.ac.jp/Profiles/57/0005663/profile.html

■研究概要:本研究は、コロナウイルスに感染してもその後の炎症拡大につながらない様に炎症拡大自体を抑えるのではなく、私たちの体が持つ炎症抑制能力を活性化するような薬剤の解発の糧となるものです。通常はコロナウイルス感染後の炎症拡大の抑制には、サイトカインストームと呼ばれる免疫系の暴走を抑える薬剤が使用されています。我々は金属錯体が細胞に与える影響を調べる過程で、この錯体がレニン・アンジオテンシン系の遺伝子発現に影響を与える可能性を見出しました。またその経路は、積極的な炎症抑制の経路とは異なり、ウイルス感染時の予防という新しい視座につながるものです。研究では、これらの仮説を検証し、早期に社会に役に立つ情報を提供していきたいと考えています。

2.
■研究課題名:肺疾患診断用ELISA系構築に向けたデスモシン-タンパク質複合体抗原の大量合成
■研究代表者:理工学部物質生命理工学科 教授 臼杵 豊展
・上智大学教育研究情報データベース:
https://rscdb.cc.sophia.ac.jp/Profiles/67/0006622/profile.html

・上智大学 臼杵研究室
http://www.mls.sophia.ac.jp/~usuki/

■研究概要:弾性線維エラスチンの架橋アミノ酸デスモシンは、COVID-19の重症化を誘発する肺の疾患であるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のバイオマーカーである。現状でのデスモシン測定法であるLC—MS/MS法を凌駕する簡便な手法として、ELISA測定の開発を目指したデスモシンの抗体作製が急務である。本研究では、当研究室で独自に開発したデスモシンの化学合成技術を基盤として、デスモシン-タンパク質複合体の大量合成法を確立することで、企業ニーズに応えるとともに、with/postコロナ社会に資するイノベーションインパクトを推進する。

生命理工学科の鈴木伸洋准教授が2年連続で高い影響力を持つ研究者の1人に選ばれました

世界中で引用された論文が多い科学者を調べるクラリベイト・アナリティクス社の2020年版Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)リストが公開され、2019年に引き続き2年連続で上智大学理工学部物質生命理工学科の鈴木伸洋准教授が選出されました。

 このリストは同社の学術文献データベースWeb of Scienceをもとに世界のすべての論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を発表した著者を、高い影響力を持つ研究者として選出したものです。

Q 選ばれた論文はどのような内容でしょうか。どの点が評価されたのでしょうか。
 植物が乾燥や塩害、熱など環境ストレスにさらされた際に増加する活性酸素は長年、細胞にダメージを与える悪者として注目され、研究が進められてきました。しかし近年、植物で働く様々なメカニズムを制御するために、この活性酸素が重要な役割を果たすこともわかってきています。今回評価された論文は、環境ストレス条件下ではこの活性酸素の量を適切にコントロールすることが植物にとって重要なことや、活性酸素がどのようにして生成され、植物の重要なプロセスを制御しているのかについて提案したものです。

 自然界では植物が乾燥や塩害などの環境ストレスを受けた場合、余分に作られた活性酸素を除去してダメージを軽減することも重要ですが、ストレスに対して自分の身を守るメカニズムを活性化させるためにも活性酸素は重要であることが近年の研究でわかってきました。私たち人間のように悪い環境から逃げられない植物は、活性酸素をコントロールして環境変化に適応する非常に複雑なメカニズムを発達させてきたといえます。

Q 今後どのような研究展開を考えていますでしょうか。
 環境ストレスに対する植物の耐性向上に関わる活性酸素制御のメカニズムが解明できれば、それを利用してストレスに強い作物の育成が可能になると考えています。これからは、実験室レベルの基礎研究から得られた知見を活かして、実際の農業に役立つ研究も進めていきたいです。活性酸素の制御に関わる重要な遺伝子がわかれば、その遺伝子に注目した品種改良も可能になります。また、活性酸素制御機構に作用する植物体内の代謝産物を肥料のように利用することで、植物を環境ストレスに強くすることもできると考えています。

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<お問い合わせ>
上智大学 学術情報局 研究推進センター
Email: g_rant-co@sophia.ac.jp

JST研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム産学共同「本格型」に採択

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は令和2年度研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同「本格型」の採択課題を決定し、共同研究先企業と共に申請した以下の研究課題が採択されました。(採択日:令和2年10月28日)

 A-STEPは、大学や公的研究機関などで生まれた研究成果の実用化を目指す研究開発フェーズを対象とした技術移転支援プログラムです。産学共同「本格型」では、大学等の技術シーズの可能性検証及び実用性検証のため、産学共同での本格的な研究開発を実施し、社会的・経済的なインパクトに繋がることが期待できるイノベーションの創出に向け、科学技術の知見に基づいた、中核となる技術の構築、或いは中核技術の構築に資する成果を得ることを目指します。

■研究課題名:粘菌由来の植物寄生性線虫忌避剤を中核とした線虫忌避システムによる新しい土壌健全化技術の提案

■研究概要:土壌微生物の細胞性粘菌が農作物に害を与えるネコブセンチュウに対する忌避物質を分泌しています。この忌避物質を使って貴重な農作物を守る方法を企業と一緒に開発します。環境負荷の少ない防除方法を確立して土壌の健全化と持続可能な食料生産の実現を目指します。

■企業責任者:パネフリ工業株式会社 環境科学研究所 所長 永松 ゆきこ

・パネフリ工業公式ウェブサイト:http://edgeband.com/

■研究責任者:理工学部物質生命理工学科 教授 齊藤 玉緒
・上智大学教育研究情報データベース:
https://rscdb.cc.sophia.ac.jp/Profiles/69/0006815/profile.html

・齊藤玉緒研究室ウェブサイト:http://www.mls.sophia.ac.jp/~dicty/index.html

※採択結果のプレスリリース等の詳細については、以下リンクをご参照ください。
○採択結果に関するJSTプレスリリース https://www.jst.go.jp/pr/info/info1464/index.html

○JST研究成果展開事業 A-STEP産学共同「本格型」 事業概要https://www.jst.go.jp/a-step/outline/honkaku.html

一般財団法人田中貴金属記念財団の研究助成に採択

理工学部物質生命理工学科の近藤 次郎准教授が一般財団法人田中貴金属記念財団の「貴金属に関わる研究助成 奨励賞」に3月31日に採択されました

■研究課題:
「貴金属とDNAを融合させたバイオ・ナノデバイスのStructure-Based Design」
■研究概要:
本研究では、銀や金のような貴金属と、これらに親和性のある遺伝物質DNAを融合させて、ライフサイエンス分野に役立つ新規バイオ・ナノデバイスの開発を行う。そのために、医薬品開発で広く用いられるStructure-Based Designの手法を取り入れ、X線結晶解析によって得られる高分解能の立体構造情報を活用した合理的な分子設計を行う。これによって、貴金属ナノ材料の新しい開発手法を開拓したい。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部物質生命理工学科 准教授 近藤 次郎

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◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://tanaka-foundation.or.jp/