JKAの補助事業に採択

理工学部機能創造理工学科の谷貝 剛教授が、公益財団法人JKAの「2021年度自転車等機械振興補助事業(研究補助)」に4月1日に採択されました

■研究課題:
「液体水素供給網の高度利用と低炭素電力システムを実現する大容量超電導電力貯蔵装置の研究開発」

■研究概要:
 水素利用はCO2削減の切り札として注目されており、気体の1/800の体積になる液体状態での貯蔵が有力候補になっています。水素利用促進が進む中、マイナス253℃の液化に使われた膨大なエネルギー、いわゆる“冷熱”は有効に利用されていません。一方で、電力システムの低炭素化には、太陽光・風力発電の導入拡大が急務ですが、変化の速い電力の変動成分を長期間メンテナンスフリーで安定化する技術は発展途上です。超電導電力貯蔵装置(SMES)は、冷熱を有効利用し、かつ高効率で電力変動を抑える効果が期待できます。大容量のSMESを液体水素で冷却して電力変動を安定化する実証試験は、他に例がなく、世界初の試みになります。

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部 機能創造理工学科 教授 谷貝剛

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