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2002年度活動経過

SLOは2001年11月に設立され,早や丸2年を迎えようとしている。
2002年4月より本格的活動を開始し,本年3月までに頂いた相談・依頼件数は26件にのぼり,月平均にすると約2件の相談があり,そのうち実施されたものは,10件に上った。まだ,知名度の低い組織としては,まずまずの成果であったと思われる。
以上の他,各種産学連携イベント,関連会議に総計6回参加した。これらの成果も出てきており,いろいろな機関からSLO宛のご案内を頂くようになってきた。
これらの活動を支えている,企画委員会の委員も設立当初より増員・増強され,かなり強力な体制となってきている。現在は,以下のような体制で取り組んでいる。

オフィス長 清水 伸二 機械工学科
副オフィス長 田中 衛 電気・電子工学科
篠崎 隆 機械工学科1期卒
幹事 高井 健一 機械工学科
下村 和彦 電気・電子工学科
板谷 清司 化学科
学内委員 長嶋 利夫 機械工学科
内山 康一 数学科
桑原 英樹 物理学科
欅田 英之 物理学科
土屋 隆英 化学科
笹川 展幸 生命研
牧野 修 生命研
学外委員 清水 宏祐 (株)久光製作所,機械4期卒
原 利典 (株)毎日コムネット,機械10期卒
櫛渕 昌之 クシブチ特許事務所,機械10期卒
市原 伸郎 三徳航空電装(株),電気・電子1期卒
吉田 泰昌 NECトーキン(株),電気・電子1期卒
堀川 博昭 堀川電気設備管理事務所,電気・電子3期卒
伊藤 裕康 富士通研究所,電気・電子11期卒
中山 紘一 (株)ケミトックス,化学1期卒
事務局員 山中 喜代子  

(上智大学理工学振興会ニュースNo。26,2003/10/1)

東京都産業労働局主催 「テクノアクロス2001」に参加

様子

 11月16日(金)に東京都庁で開催された表記産学連携の催しに参加した。相談に訪れた企業は約100社にのぼり,相談を受ける側は 20大学,3高専, 1研究機関であった。本学の相談担当は,リエゾンオフィス企画委員会委員の電気電子工学科の田中衛教授と機械工学科の高井講師で,両者の研究分野での技術相談に応じるとともに,本リエゾンオフィスの紹介を行なった。相談に訪れた企業の方の意見としては,「技術的に困っている問題や発展させたいシーズをたくさん抱えているが,大企業のように研究開発部門を持っていないので,本などを購入して対応しようと努力しているが限界がある。大学の先生との接点がないので,SLOのような窓口ができれば活用させていただきたい。」とのことであった。実際に相談を受けてみて感じたことは,非常に幅広い相談内容なので全てについて対処できないが,現象の基礎的な原理を説明し,これはできない,これは可能性がある,との判断を下してあげただけでも非常に喜んでいただき,応用面だけでなく基礎的な面でも貢献できると感じた。  

(社)日本工作機器工業会との共催で産学技術交流会を開催

様子

 本オフィス最初の企画として11月14日(水)に,(社)日本工作機器工業会との共催で産学技術交流会が開催された。担当は,機械工学科精密工学講座(清水伸二教授)で,研究成果報告会(上智会館第3会議室),研究室見学会,技術交流懇親会の3部構成で行なわれた。本交流会には,外部より業界関係者33名の出席を頂き,学内24名(講座スタッフ3名,大学院・学部学生21名)を加え,計57名の盛大な会になった。本会の開催に先立ち,本工業会会長 頼 峰雄氏(日本精工会長)より,ご挨拶を賜り,このような交流会を今後も引き続き行ない,工業会としても大学の知的財産内容をより良く理解し,大いに,そして有効に利用していきたいとの力強いお言葉を頂いた。またリエゾンオフィス側からは,オフィス長の清水伸二教授より共催への感謝の言葉を述べられるとともに,本オフィスの概要について説明がなされた。また,本会には,工業会専務理事安武昭彦氏をはじめとし,経済産業省,マスコミ関係者からもご参加いただき,励ましのお言葉を頂いた。企業からは,軸受,ボールねじ,クラッチなどの機械要素メーカ,チャック,取付具,ツールホルダなどのツーリングメーカと,広範な業種からの参加を頂いた。

研究報告会においても活発な質疑応答がなされ,予定を大幅に越え,見学時間を短縮せざるを得ないほどであった。懇親会では,理工学振興会副会長・理工学部長の池尾茂 教授に,ご挨拶を頂いた。会場では研究内容についての会話が,あちこちで発表学生と企業関係者との間でなされており,大変有意義な懇親会となった。最後に工業会専務理事により閉会の挨拶がなされ,大変充実した交流会であったとのコメントを頂き,成功裏のうちにお開きとなった。