上智大学理工学部
35/44

■ グローバル・メンター制度本学では、交換留学および学術交流協定校とともに、グローバルネットワークを構築し、学生のみならず研究者も含めた国際交流も盛んに行っています。グローバル・メンター制度は、これらを活用し、海外で活躍する研究者をメンターとして、個別相談はもとより、授業、講演、交流会等を通じてアドバイスや学術指導を行う制度です。Hui Chung Ting Justineさん(当時:理工学研究科理工学専攻GSE・博士後期課程3年)は、グローバル・メンターであるChin-Tuan Tan教授(テキサス大学)から指導を受け、2019年9月20日に博士の学位を取得しました。■ 女性研究者支援施設・支援施設・支援■ 測定講習会の開催研究活動を行う学生が、自分自身で装置を操作できるように指導します。講習会には毎回多くの学生が参加し、測定のためのライセンスを取得します。2012年1月に発足した「男女共同参画推進室」は、2017年4月に「ダイバーシティ推進室」に改称されて活動しています。ダイバーシティ推進室では、理工学部と共にグローバルに活躍できる女性研究者の支援を行っています。主なものとして、奨励賞授与、シンポジウム・講演会の開催などがあります。■ 女性研究者グローバル育成奨励賞本奨励賞は、女性研究者支援モデル育成事業終了後の2012年に創設され、理工学研究科の女子学生を対象に国際的に活躍できる研究者の支援を目的としています。2021年度は、4人の女子学生が受賞し、研究活動費用の一部が支援されました。右の写真は、2021年度の4名の受賞者について、学長や指導教員と一緒に撮影したものです。■ 測定支援実際に装置を使って、自分たちが初めて合成した物質などを分析しています。予想通り合成は成功したか、わくわくする瞬間です。結果について検討を行い、次の測定方針などをアドバイスします。■ 装置管理安全確保のため、また正確な測定のために、日常点検は欠かせません。 33■ 数学図書室についてひと口に数学といっても、理工学系から、プログラミング、保険・金融、経営工学に関わる理論まで、さまざまな資料を用意しています。高度で専門的な数学書はもちろん、初学者のための演習書、数学史などの読み物的な本もそろえ、数学専門図書室としては日本の私立大学屈指の蔵書数です。近年は電子媒体の資料収集にも力を入れています。理工学部生には授業期間に応じた返却日が設定され、最長6か月間借りられます。室内ではsophiawifiが利用でき、自習することも可能です。■ 化学技術員による支援について化学分野では、数々の分析装置を揃えており、物質のさまざまな性質を調べることができます。各々の装置は専門の知識を有する技術職員によって管理されており、学生からの測定の相談や測定依頼などに対応しています。この体制により、学生は技術職員と一緒に、高度な分析手法にチャレンジしていくことが可能となっています。このため、分析室は多くの学生が利用する活気ある空間となっています。所蔵資料(2021.3.31現在) 所蔵図書(電子書籍含む):約55,000冊(うち和書約7,000冊) /継続受入雑誌(電子ジャーナル含む):100タイトル以上(うち和雑誌 6タイトル)製本雑誌:約20,000冊(うち和雑誌 約500冊)/ 学内・学外からOPAC検索可化学系共通大型機器Faculty of Science and Technology

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る