天田財団の研究助成に採択

理工学部機能創造理工学科の田中秀岳准教授が、公益財団法人天田財団の「重点研究開発助成」に10月1日に採択されました

■研究課題:
「CAD データに基づいて作成される熱可塑性炭素繊維セミプレグによるプリフォーム材を用いた順送プレス成形法の開発」

■研究概要:
本研究開発課題は,より省エネルギー及び低環境負荷を求められている次世代自動車の構造部材として着目されている炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)の金型を用いた順送プレスによる高品位成形加工技術である.自動車産業での使用を前提としたハイサイクルでのプレス加工には熱可塑性CFRPが着目されている.3次元CADデータに基づいたプリフォーム材を用いることで炭素繊維が3次元形状に賦形された状態で座屈や破断が無く,目的の力学的特性を発揮できると予想される.本研究ではその成果を産業用途として展開するために複数層を順送プレス成形法により積層し,炭素繊維の異方性を制御し連続性を維持しながら目的の力学的特性を持ったシェル形状成形手法の実現を目指す.

■研究担当者(所属・職位・氏名):理工学部 機能創造理工学科 准教授 田中秀岳

・上智大学教員教育研究情報データベースはこちら

◇助成団体・助成制度の詳細はホームページをご参照ください。
URLアドレスhttps://www.amada-f.or.jp/