上智大学 高校生のための理工学部ご案内 2020-2021
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志望動機私が機能創造理工学部に進学する決め手となった動機として、物心つく前から機械をはじめとして理系分野全般の事象とその技術、例えば自動車や電車そして宇宙などに心動かされる場面が要所要所で自覚はなかったものの今こうして振り返れば幼少期から最先端の技術や先人たちの努力の結晶に目を輝かせていたものでした。高校に進学して進路希望という人生の岐路に立った時も特に大きな夢や野望があったわけでもなかったが理系の道に進むことに対して何のためらいも迷いもありませんでした。しかし、漠然と理系をしての人生を歩むと決めたものの、これと言って具体的に将来の展望や熱望していた職種もなく、その道すがら受験生だった当時の私はできるだけ将来の自分自身に選択肢の幅を広げつつ、かつ幼少期に焦がれた機械分野その両方を追求した結果たどり着いたのが本大学でした。理工学部での学び理工学部の学びとはあくまで一個人の意見ではあるが私は高校課程までで学習した知識と実社会にて利用される技術の間を個々の裁量で優先度を決め、自由に埋めさらに興味を広げることだと考えている。もう少し詳しく説明すると大学では義務教育や高校教育とは異なり、己自身で考え決断し実行する一人の社会人としての力を養うため常日頃からほとんどの取捨選択を自身で行わなければなりません。一言でいえば自由です。そんな環境下で未来の自身の姿や将来の社会体型、方向性を予測して、大雑把でいいので自身にやりたい事を問いかけ探求し今の自分自身にとって一番必要な知識は何なのかを見定めてください。ただ焦る事は禁物です時には寄り道をしても構いません、長いようで短い理工学部としての大学生活ゆっくりと将来の道を体型立てて行くのが理工学部の学びだと思っています。研究室に配属されて研究室に配属されてさらに幅の広い自身も知り得なかった領域がまだまだ存在していることに圧倒される日々を送っています。さらに今までとは全く異なり、学んでいることのゴールが存在していない事は至極当然で研究のスタートラインやその手段、方向性までも1から自分自身で筋道立てて舵を切らなければなりません。まだまだ研究者として日が浅く、その色はを知る事で背一杯で悶々とする時間も多いですが、自由の責任を人生で初めて身に染みて実感し、そのやりがいに溢れる生活や研究分野の底知れない可能性の大きさにロマンなど今まで味わった事のない新しい世界へ足を踏み入れたような新鮮味ある大学生活を謳歌しています。将来の展望私の将来について、自問自答を繰り返した結果、やりたくない事を出来る人間になることが自他共に認める一人前の社会人としての姿であるという考えにに至りました。まだ私自身何が己にとって最善であるかはまだ今は定かではありませんが、今は自身の分析と物事の探求に務め、常に貪欲に学生である間は将来の自身の可能性を自由に模索していきたいと考えています。自由とは何かを追求し新しい世界へC.U. 機能創造理工学科 4年 (撮影時2019年度)Special Interview04

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