上智大学 高校生のための理工学部ご案内 2020-2021
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施設・支援2012年1月に発足した「男女共同参画推進室」は、2017年4月に「ダイバーシティ推進室」に改称されて活動しています。ダイバーシティ推進室では、理工学部と共にグローバルに活躍できる女性研究者の支援を行っています。主なものとして、奨学金支援、シンポジウム・講演会の開催、高校生対象のイベントの開催などがあります。本学では、世界76ヵ国、約370校におよぶ交換留学および学術交流協定校とともに、グローバルネットワークを構築し、学生のみならず研究者も含めた国際交流も盛んに行っています。グローバル・メンター制度は、これらを活用し、海外で活躍する研究者をメンターとして、個別相談はもとより、授業、講演、交流会等を通じてアドバイスや学術指導を行う制度です。Hui Chung Ting Justineさん(理工学研究科理工学専攻GSE・博士後期課程3年)は、グローバル・メンターであるChin-Tuan Tan教授(テキサス大学)から指導を受け、2019年9月20日に博士の学位を取得しました。2018年のオープンキャンパスでは、理工学部の女性教員が担当する、理科実験教室を開催しました。・「タツノオトシゴを観察しましょう!」 理工学部物質生命理工学科 川口 眞理 准教授 オスが育児嚢を持ち子育てをするタツノオトシゴの世界にふれ、 切片を彩色し、他の2つの魚とその形態の違いを比較しました。 ■ グローバル・メンター制度 ■ 未来のソフィアンのための実験教室施設・支援Faculty of Science and Technology■ 女性研究者支援本奨励賞は、女性研究者支援モデル育成事業終了後の2012年に創設され、理工学研究科の女子学生を対象に国際的に活躍できる研究者の支援を目的としています。2019年度は、8人の女子学生が受賞し、国際学会等での発表費用の一部が支援されました。右の写真は、2019年度に本奨励賞を受賞した富岡望さん(理工学研究科理工学専攻化学領域博士後期課程)が国際学会「43rd International Conference on Coordination Chemistry」において、発表をし、国内外の専門家と直接議論を交わしているところです。 ■ 女性研究者グローバル育成奨励賞 33

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