上智大学 高校生のための理工学部ご案内 2020-2021
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Facilities and Support施設・支援テクノセンターは理工学部の各研究室の研究実験装置の設計製作や改修、実験実習の指導、設計製図科目の支援などを行っています。本学独自の同センターは、理工学部開設と同時に、当初は「機械工場」として設立されましたが、その後、加工だけでなく、設備・装置の新規設計にも対応できるように発展してきています。今日では、数値制御工作機械をはじめとした約40台の最新鋭機を有しており、ほとんどの研究実験装置を学内で独自に製作でき、依頼した学生・教員が納得いくまで改良しながら最先端の研究装置を開発できるようになっています。また、機械加工技術、設計技術についての高度な専門知識と技能を有する技術職員が学生の教育研究を温かく支援しています。 化学分野では、数々の分析装置を揃えており、物質のさまざまな性質を調べることができます。各々の装置は専門の知識を有する技術職員によって管理されており、学生からの測定の相談や測定依頼などに対応しています。この体制により、学生は技術職員と一緒に、高度な分析手法にチャレンジしていくことが可能となっています。このため、分析室は多くの学生が利用する活気ある空間となっています。ひと口に数学といっても、理工学系から、プログラミング、保険・金融、経営工学に関わる理論まで、さまざまな資料を用意しています。高度で専門的な数学書はもちろん、初学者のための演習題、読み物的な本もそろえ、数学専門図書室としては日本の私立大学屈指の蔵書数です。近年は電子媒体の資料収集にも力を入れています。理工学部生には授業期間に応じた返却日が設定され、最長6か月間借りることができます。測定支援の様子質量分析の測定装置所蔵資料(2019.3.31現在) 所蔵図書:約36,000冊 / 継続受入雑誌(電子ジャーナル含む):100タイトル以上(うち和雑誌 6タイトル)製本雑誌:約20,000冊(うち和雑誌 約500冊)/ 学内・学外からOPAC検索可研究活動を行う学生が、自分自身で装置を操作できるように指導します。講習会には毎回多くの学生が参加し、測定のためのライセンスを取得します。実際に装置を使って、自分たちが初めて合成した物質などを分析しています。予想通り合成は成功したか、わくわくする瞬間です。結果について検討を行い、次の測定方針などをアドバイスします。■ テクノセンターについて■ 数学図書室について■ 化学技術員による支援について ■ 測定講習会の開催 ■ 測定支援理工学部特有の施設・支援を紹介します。安全確保のため、また正確な測定のために、日常点検は欠かせません。 ■ 装置管理■ 理工学部特有の施設・支援施設・支援32

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