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学部長・研究科委員長からのメッセージ
理工学部長・理工学研究科委員長
早下 隆士 HAYASHITA, Takashi

 上智大学理工学部は、2012年に50周年を迎えます。2008年には「機械工学科」、「電気・電子工学科」、「数学科」、「物理学科」、「化学科」、「生命科学研究所」の5学科1研究所を、より専門分野間の垣根を低くした「物質生命理工学科」、「機能創造理工学科」、「情報理工学科」の3学科に再編しました。また3学科と繋がる大学院も、7専攻の旧体制から、8領域(機械工学、電気・電子工学、情報学、数学、物理学、生物科学、化学、応用化学)を1専攻の中に配置することで、領域間の連携を充実させた新しい体制としました。これは、今後ますます多様化する分野横断型の科学技術に柔軟に対応し、グローバルな視点から、地球規模で起きている環境破壊など様々な問題の解決に貢献できる人材を育成する狙いがあります。新理工学部は、科学技術の基盤となる理工学分野の専門を極めながら,専門を超えて関連する他分野と連携できる感性や知識を備え,現代社会が問いかける複雑な課題の解決に貢献できる能力を「複合知」と定義し、この「複合知」を修得した人材を輩出することを目指しています。2009年、本学は国が推進するグローバル30プロジェクトの13大学の1校として選出されました。理工学部が中心となり、2012年度から英語のみで理工環境系の学位が取得できる新しいコースもスタートします。
 本学理工学部は、文化系の他学部と同じ都心の四谷キャンパスにあり、人間と社会、そして自然に対する「キリスト教ヒューマニズム」に基づく健全な価値観と判断力を養うため、全学共通科目を多くの留学生や文化系学生と一緒に学ぶことのできる文理融合の環境があります。この環境を最大限に活かし、新理工学部の教育目標である「複合知」を修得するため、科学技術の広い領域の基盤となる知識を身につけることはもとより、他分野を自由に行き来するために、自分自身の基盤となる専門分野の足場をしっかりと築くことが肝要です。そのために、学科専門科目(選択)に結びつく学習の範囲を示す「キーテーマ」をそれぞれの学科に準備しています。本学では徹底した少人数教育を行っており、学生は教員と密接なコミュニケーションをとりながら、履修科目の選択や専門領域への進路が決められるようになっています。
 あなたも新しい時代に対応できる科学技術の専門家、国際社会で活躍できるソフィアンになりませんか?



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